生産管理
松岡 朋之(広島県出身)

オリジナルブランドはゼロから産み出す喜びがある

試作品を持って帰りたくなるほど、職人達が惚れ込んだ

同じ家具作りですが、オリジナルブランドは注文家具とはまったく違う楽しみがあります。納得いくまで細部を作り込めることは、これまで培った技術を存分に活かせるという点では、まさに職人冥利に尽きる楽しみですが、同時に全てを自らの責任として高い品質を実現しなければならない苦しみも伴いました。
何度も繰り返し試作を重ねる中でプードルにのめり込み、試作品を自宅へ持って帰りたいという職人までいたほどです。

新しい生産体制が社内を活気づけた

松岡朋之オリジナルブランドを立ち上げるに当たっては、生産体制も新たに構築する必要がありました。
日々多くのご注文に応えていかなければならない中での開発は、時間的に厳しい点がまずあり、次に各部門の職人を効率的に開発に関わってもらう難しさに悩まされました。
しかし、MTGや現場で職人同士がコミュニケーションを多くとることで自然と良い形に収まっていきました。私が口を出して整理するよりは時間がかかりましたが、時間をかけて職人達がお互いに信頼関係を深め、自らのブランドであることを心に刻むことで新たな生産体制が産まれる。その過程は社内を活気づけました。

自社ブランド=自分達を表現すること、反応が楽しみ

私は広島で家具の製造販売をする家に生まれました。プロダクトデザインを学んだ後に家具の世界に入り、今年で24年が経ちました。今、これまでの「すでにあるもの」を丁寧に作ってお届けする仕事から、「ゼロから産み出す」という新しいステージへと入ったことをプードルで実感しています。
自社ブランドとは自分たちを表現すること、自分たちの判断を世に問うことに他なりません。どのような評価をいただくかは不安ですが、これまでにない喜びを職人達と一緒に感じています。

2014年11月現在の内容です。

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