高度な作業が要求されるガゼルチェアの難所とは

昨年の展示会で発表されたガゼルチェア。
曲木を使ったり、脚の断面が木の葉型ですべての
接合部に角度がついていたり、手作業で削る箇所が多かったりと、作り手側にとってはなかなか骨の折れる椅子です。

図面と少し違っていた箇所があったので、一から作り直している所です。特に後脚と幕板、笠木との接合の角度を合わすのが難しく、切っては合わせ、切っては合わせの繰り返しです。

今まで作ってきた椅子の中で1番難しく感じてますが、その分作り上げた時の達成感があります。

シンプルな形で木の葉型の丸みが優しく、手触りも良くそして軽いので良い椅子だなと感じてます。

販売店先で見かけた時はぜひ座ってみてください。