木工
久保創太郎(北海道出身)

大学生から家具職人の道へ
初日から溢れたものづくりの喜び

大学3年で辞し、自転車で日本一周へ

直接ものづくりに関わりたいという欲求が高まり、大学を3年生で辞めイストクに入社しました。家具や木工に興味があった訳ではなく、徳島、そして「ものづくり」という漠然とした考えを絞り込んでいくうちにたどり着いたのが家具づくりでした。
家具職人への道に入るまでには時間が必要でした。中でも自転車で日本一周したことはこれまでとこれからを整理するのに良いきっかけとなりました。和歌山から北上し、北海道の札幌で折り返し、日本海沿岸を南下して北九州までをおよそ3ヶ月かけて走り抜きました。自転車の旅を終えて次の身の振り方を考えると、環境全てを変えてしまうことが必ずしもプラスにはならないのではないかと思いました。徳島から地元北海道に戻ってゼロからスタートするのでなく、徳島で暮らした3年をベースにキャリアを積む方が負担が少なく対象に集中できるのではと考えたのです。

イストク木工 久保

職場の雰囲気がよく分かるホームページと工場見学

徳島が有数の家具産地であることをはじめ、仏壇づくりがメインだった時代から現在では家具づくりへと主軸が移り変わっていることなどを調べながら、家具メーカー各社のホームページを比べイストクに絞って連絡をし、工場見学をさせてもらいました。参考になったのはまさにこの職人インタビューです。ベテランの職人だけでなく見習いをはじめ若い方の職場体験を読めたのは、大学を辞めるという大きな出来事の次のアクションとして、より良い職場選びには役に立ちました。記事を読んでいたので、職場の印象は入社前後で大きく変わっていません。

イストク木工 久保

慣れない辛さよりも「ものを作っている」喜びが大きい

教わりながら手を動かしてみると「(木工は私に)向いている」と感じました。木は一度切ったら元に戻せないという緊張感、思いどおりの形を作れない歯痒さ、立ち仕事の辛さなどよりも「ものを作っている」という喜びが大きく、初日からあっという間に時間が過ぎました。現在は家具づくりの流れと基礎を知るために各部署を短期的に移動しているところです。社内で家具づくりの全行程が学べるのはありがたいです。
丁寧に教えてくれる先輩と新しいことにチャレンジさせてもらえる環境に身を置いて感じているのは、木工は私が高校生の時にイメージしていた仕事に近いということ。グラフィックデザイナーである両親を見て育ち、自身の手を動かして価値を生み出すことが好きになっていたのかもしれません。木工というと手仕事ばかりをイメージしていましたが、CADやNCルーターなどにも興味があるので一人でも家具が作れるようになれるよう学び続けたいと思っています。

2022年9月現在の内容です。

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