/ 職人ブログ
張りぼて
図面や実物を見れば、そのフォルムも骨組みもすぐにわかる
イスとは違い、張りぐるみのソファなどは、張りの担当者との
綿密な打ち合わせが必要になります。
仕上がりよく綺麗に張り込むために0.5ミリ単位で欠き込みや
溝を入れたり、ウレタンの型崩れを防ぐために土手を作ったりします。
構造上どうしても木部で避けられない問題を張りの技術や経験で
うまくかわしてもらうこともしばしばあります。
木部で製作した骨組みに、下張りをしてウレタンを張りますが、
下張りにもウレタンにも何種類もの組み合わせがあります。
もちろん張り地もたくさんあります。
私にとっては出来上がりの想像が難しいからこそ、
それを見るのがとても楽しみです。