イストクの特徴的な技術の一つである曲木。
その設備は2014年にドイツから導入され、椅子の背板や笠木などを曲げるのに大きく貢献しています。
設備があればできるわけではなく、イストク独自のノウハウを蓄積し、ハープやブランチ、ガゼルのような新たなデザインを生み出しています。
- 木材を曲げやすくするため、木材を炉に入れて蒸します。
- 型を取り付けたベンディングマシンに蒸した木材を固定し、板を曲げていきます。
幅180ミリ、厚み60ミリまで曲げることができます。 - 最後まで曲がったら、曲げた状態を保つための「留め具」を取り付けます。
- マシンを元に戻し、型から曲木を外します。
- 乾燥させ、留め具と外型を外して完成です。
乾燥中に割れが入ったり、曲げ戻しが起きて使えないものもあり、ノウハウと経験を要します。 - 切削加工し、椅子の笠木などになります。