予約の取れないビストロがアームチェアを選ばない理由

gOUTER

徳島県

POODLE ダイニングチェア

徳島 gOUTER

徳島のビストロフレンチ「gOUTER（グテ）」さんでは、2019年7月に移転リニューアルオープンに合わせて、POODLEダイニングチェアを30脚導入いただきました。

「最後の最後まで悩んだのがイスでした。当初はネットで探そうとしたのですが、まず「良いイスとはどういうものなのか」を知らないことに気付き、インテリアデザイナーの伊月さん（一級建築士事務所「moon at.（ムーンエーティ）」）からイストクを紹介していただきました。
POODLEの曲面に触れた時の柔らかさとホッとする感じ、座った時の自然さに感動してしまって、やはり専門家に相談するものだなと納得した次第です。」とお話しいただいたのは、オーナーでありソムリエの川口さん。シェフである奥様とご夫婦でお店を経営されています。

本格フランス料理店ならばアームチェアでは？と思いましたが、川口さんに考えがあり「アームなし」を選ばれたとのこと。

「フランス料理を気軽に楽しんでいただきたいという思いがあるのです。アームチェアにすると多くの方がイメージするフランス料理の高級感が出てしまって、緊張する方も少なくないのでは？と考えました。
そこで、私たちはなるべくリラックスしていただこうと、インテリアは木をメインにして、イスは肘かけをなくし、テーブルクロスをしないなどカジュアルな空間づくりを目指しました。」

広いガラス面から蓮根の畑が広がる景色は、都市中心部の店では決して味わうことは難しいでしょう。グテに来ることが自分へのご褒美になる、日々を忘れてリフレッシュできるようなインテリアと立地を探したと川口さんはおっしゃいます。
伝統的なフランス料理を基本とし、素材の味を存分に楽しめることにこだわった料理には、肉、魚、野菜のどれをとっても高い質の素材が揃う徳島ならではの地の利が活きています。

オーダーが入ってから調理を始め、最良の状態でのサーブする。時にはお待たせしてしまうこともあるそうですが、「ゆっくり食事をして欲しい」という思いから、回転させることを良しとしないグテ流の営業スタイルがファンを増やし、ランチ中心の営業（ディナーは週末のみ）でも予約が取りにくい人気店となりました。

立地、建築、インテリア、料理、サービスなどお店を構成する全てがオーナーご夫妻の想いを表現しています。徳島に来たついでに寄るのではなく、グテを目指す旅を計画したくなるようなお話をたくさん伺えました。続きはご夫妻から直接聞いてみてはいかがでしょうか。