「ゆっくり料理とお酒を楽しんでいただくために、イスにはこだわりたかったのです。」と話すのは、店主の浅井様。徳島県内飲食店で23年間勤め上げ、2015年4月に満を持しての独立を果たしました。
出店に際しては限りある予算の配分にどのオーナーも頭を悩ませるものですが、浅井様もイスに限らず様々なグレードがある中でどれを選ぶかに腐心されたそうです。しかし、最終的には冒頭の言葉にある「ゆっくり料理とお酒を楽しんでいただくため」というテーマで選択したとおっしゃいます。

「内装材、家具、食器など安く済ませようと思ったらできるのですが、回転数を誇るお店にはしたくありませんでした。そこで、量販店で買えるイスではなくて、座り心地がよくウォルナットの一枚板でつくったカウンターとの相性が良いイスを探しました。」

なかなか良いものが見つからない中、浅井様のお母様がpoodleの噂をキャッチし、ご来社、実物を見て座って即決いただきました。

「まず、独特の丸味を帯びたデザインが気に入りました。そして、飲食店での使用にあたっては汚れにくい張り地にしていただけることも心強かったです。
張り方も丁寧で座り心地も良いのが素人にも分かりました。カウンターだけでなく、アカシアの床にも調和していると思っています。」
雰囲気を損なわず、かつ撥水性の高い張り地を選択し、カウンター席とテーブル席で張り地の色を分けることで、店内にコントラストが生まれています。

「特にお客様にイスについてはお伝えしていませんが、分かる方には分かるようで『良いイスを使ってますね』や『座り心地が良い』と好評をいただいています。予算こそオーバーしてしまいましたが、ゆっくり料理とお酒を楽しんでいただくというテーマを守ったことが、お客様の喜びに繋がっていると思っていますので、満足しています。」

取材前夜にお伺いすると、料理とお酒、そして浅井様の人柄に惹かれたお客様で満席の賑わいでした。ぜひ脚をお運びいただき、落ち着いた雰囲気の中、徳島の料理とお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか。

2015年6月現在の内容です。

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