




徳島県小松島市にある、高野山真言宗の寺院・現福寺。「護摩堂」と呼ばれ、本堂の待合室も兼ねていた場所が、集いの場へと生まれ変わりました。
中央に佇むのは、「POODLE ダイニングテーブル ラウンド」、イストクで最も大きな直径1650mmの丸テーブル。そのまわりを10脚の「VIOLA チェア スウィベル」が囲んでいます。リフォームされたばかりの白木が輝く空間で、アーティストとしての顔も持つ住職の福島聴空(チョークー)住職と、奥様にお話を伺いました。
畳の空間に、なぜイスとテーブルが必要だったのか

「今は自宅でも椅子の生活。畳に正座では、なかなか足を運んでもらえません」とチョークー住職。
単なる待合室ではなく、新しい目的を持った場所へのリニューアルを目指しました。
「仏教の目的の一つには五感を養うことがあるんです。日常から少しだけ離れて何事かを感じてもらえる空間にしたいと考えたとき、畳ではなくテーブルとイスが必要でした」

一目惚れだった、丸テーブルとの出会い
数ある家具メーカーの中からイストクを選んだのは、奥様の直感でした。徳島駅前のアミコにある徳島市産業支援交流センターでイストクの家具を見つけ、視覚的にも直感的にも「これだ」とピンときたそうです。実は1年前から目を付けていたといいます。「まずリフォーム後の雰囲気に美しく合うデザインであること。そして、大人数で囲める大きな丸テーブルを探していました」
もともと畳だった床は、杉の無垢床へ。これがホワイトアッシュ材の椅子と見事に調和しました。
「陽の光で少しずつ焼けていく無垢材の性質は、ものごとの移ろいを感じられて良いですね」と住職。建物自体が日当たりの良い造りのため、これから床とともにホワイトアッシュが飴色に変化していく様子を、ご夫妻は楽しみにされているそうです。

誰も孤独にしない。いつも誰かが見ていてくれるのが「丸テーブル」
「以前の護摩堂にあった護摩壇がなくなったために、皆が同じ方を向くということがなくなり、全員がテーブルの中心を向いて座る形になりました。一つの面に意識が集中しないからこそ、かえって自分自身の問いや体験に集中できる感覚は、瞑想に向いています」と住職。奥様も「丸テーブルを囲むと自然と温かい語らいが生まれますね。何より丸テーブルは誰も孤独になりません。中央に向かい合って座ることで、いつも誰かが見ていてくれる優しさがあります」と話します。
さらに、選ばれた椅子はすべて回転する「スウィベル」。「立ち座りがしやすく、出入りが楽なんです」とその使い勝手を実感し、当初8脚の予定だったものを、10脚まで増やしました。

テーブル中央には横尾忠則さん作の猫大仏、アクリル窓の向こうには県の重要文化財であるご本尊が見える唯一無二の空間です。灯籠には奥様のペイントが施されるなど、随所に温かい手仕事が息づいています。
納品からまだ1ヶ月。参拝者など第三者の声はこれからですが、今後はコンサートや香道体験、ネイルケアなど「お寺風」ではないイベントも柔軟に開き、時間をかけて場を育てていきたいとのこと。
「どんな属性かは関係なく、いろんな人が集まって何かを感じてもらえる場所にしたい」と、ご夫妻は語ってくれました。
畳や座卓が前提の空間ほど、イスとテーブルで想像以上のリニューアルが可能であることを現福寺様の事例から教わりました。

Info
真言宗 現福寺
徳島県小松島市大林町本村59
取扱いアイテム
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