新潟の文化ハブとして独自の存在感を放つ、インテリアショップ「アパートメント」の外観。
イストクのHARP ダイニングテーブルラウンド
アパートメントの店頭に並ぶ、選び抜かれたデザイナーズ家具や個性豊かなこだわりの雑貨たち。
中央に脚が集まる高い空間効率を誇る、イストクのセンター脚丸テーブル。
アパートメントが家具とともにライフスタイルとして提案する「tokyo bike」の自転車ディスプレイ。

家具のセレクトにおいて、トレンドや売れ筋だけを追うことは、激しい価格競争に巻き込まれることを意味します。インテリアショップが独自の存在感を放ち、お客様から信頼を得るためには、売り手自身が明確で持続的な美意識を持つことが求められます。
新潟に拠点を置くアパートメント様は、1995年の創業以来、時代が変わっても「変わらず、かっこいいものを届ける」という一貫した軸を貫き続けているショップです。

今回は、同店のオーナーである田村様から、独自の経歴から導き出された家具へのスタンス、そして「長方形をやめよう」というフレーズに象徴される丸テーブルの提案がもたらす家族の団らんと店舗の成長について話を伺いました。

アパートメントのエントランスから見る1Fのディスプレイ。

「求められているもの」は売らない。
物言う売り子が貫くデザインへのこだわり

田村様の家具への歩みは極めて特殊です。
10代の渡米、外資系企業での猛烈な仕事を経て退職後、カフェ開業のために家具収集を開始。その原点は、LAの美術館で触れたアート体験と、アメリカで出会ったイームズの椅子でした。
独自の審美眼は仕入れスタイルにも現れています。
「東京は苦手」、「展示会には行かない」と断言し、SNS等で自ら見出したメーカーへ直接連絡する独自ルートを開拓。オープン当初、客層がマニアックな男性のみだったという逸話が、その尖ったセレクトを物語ります。
「単なる売れ筋は売らない」という厳しい姿勢を貫き、自らを「物言う売り子」と称する田村様は、大手メーカーへも直接意見を届け仕様に反映させてきた目利き力で、現在はメーカーのコンサルテーションも手掛けています。

イストクとの出会い
ものづくりの熱量と一体感溢れる現場

アパートメントとイストクとの出会いは、イストクの一通のメルマガがきっかけでした。そこに掲載されていた「POODLE」を見てピンときた田村様が、直接イストクへ連絡をくださり繋がりが始まりました。
2024年には徳島で開催されたイベント「来て見てみい、とくしま。」時に、イストクの本社および工場を訪問。工場の現場を見て、「この人数でやっているのか」と驚いたと振り返ります。少人数でありながら、ものづくりに対して高い熱量で向かっている強い一体感をその目で確認したことで、イストクへの信頼はより確固たるものとなりました。
 

「長方形をやめようぜ」のロジック。
センター脚がもたらす空間効率と成果

近年、最も力を入れて提案しているのが「丸テーブル」の価値です。6年前に田村様自身が自邸に丸テーブルを取り入れたことでその優れた実用性を肌で実感し、それ以来、顧客に対して「長方形をやめよう」という明確な提案を行うようになりました。
田村様の視点から紐解かれる丸テーブルのメリットは、主に以下の3点です。
 
  • 配置の自由度と高い収容力:
    通常の四本脚の長方形テーブルは椅子の位置が固定されるため着座人数が限られますが、HARPダイニングテーブルラウンドなどの中央に脚が集まる「センター脚」の丸テーブルであれば、120cmサイズで最大6人が座ることが可能(長方形の同サイズでは4人が限界となります)。
  • アパートメント店内に美しくディスプレイされた、イストクのHARP丸テーブル。
  • 上下のない平等の空間:
    丸テーブルは座る全員の顔が自然と中央を向くため、座席における「上下」がなくなり、コミュニケーションが「平等」になります。1人だけテレビが見にくいという側面はありますが、家族やゲストとの団らんには最適な形状。
  • 空間に生まれるやわらかさ:
    角がないため、小さな子どもが室内でぶつかっても怪我のリスクが低く安心です。ダイニングスペースには長方形しか選択肢がないと思い込んでいる顧客に対し、丸型を置くことでインテリア全体にやわらかい空気感を作り出せることを伝えている。

ただし、「センター脚以外の丸テーブルは、長方形と同じように椅子の配置や着座人数に限りが生まれるためおすすめしない」と言い切ります。
合わせる椅子に関しては、ご年配の方には出入りがしやすい回転イスを勧めるほか、空間をスッキリと見せるHARPチェアセミアームやアームレス(肘なし)のイスを推しています。
同店では、このセンター脚丸テーブルを主軸として導入した結果、「店舗の売上が上がった」という具体的な販売成果がありました。

カルチャーを感じる空間。
ミッドセンチュリーの空気と地域コミュニティの形成

新潟のインテリアショップ「アパートメント」のミッドセンチュリーの雰囲気が漂うおしゃれな店内。
自社サイトやnote、SNSで熱量の高い発信を続ける同店。店内には自転車「tokyo bike」や雑貨が並び、ミッドセンチュリーの個性が際立つ独自のスタイルを確立しています。2024年には自転車専門店も始動し、家具を超えたストリートカルチャーとしてのライフスタイルを体現。また「ママ部」等の地域活動を通じ、新潟の文化的なハブとしても機能しています。

変えてはならない「かっこいいものを届ける」という軸を持ちながら、メーカーに直接意見を注ぎ込み、市場の常識(長方形)を鮮やかに変えていく。
意思のある売り手が、これからの日本の家具づくりを刺激し、買い手の暮らしを本質的に豊かにしていく駆動への鍵となるのを体現するのがアパートメント様です。
丸テーブルの他におすすめを伺うと「ハイバックの一人掛けソファ」とのこと。6年前に自邸に3脚を導入され、暮らしへの効果は実証済み。推す理由はぜひアパートメントで田村様に聞いてください。

Info

インテリアショップ APARTMENT
住所 新潟県新潟市中央区西堀前通4-738-1
電話番号 025-225-1950

取扱いアイテム

取扱いアイテムは取材時のものです。最新情報は店舗へお問い合わせをお願いいたします。

新潟の文化ハブとして独自の存在感を放つ、インテリアショップ「アパートメント」の外観。
イストクのHARP ダイニングテーブルラウンド
アパートメントの店頭に並ぶ、選び抜かれたデザイナーズ家具や個性豊かなこだわりの雑貨たち。
中央に脚が集まる高い空間効率を誇る、イストクのセンター脚丸テーブル。
アパートメントが家具とともにライフスタイルとして提案する「tokyo bike」の自転車ディスプレイ。

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