澪工房「徳島の家具 イストク展」
9月19~22日の4連休、札幌の澪工房さんで「徳島の家具 イストク展」を開催して頂きました。
イストクでデザインを担当している私、カイチデザイン山田は20日に澪工房さんへ訪問。
陽が差すと暑さを感じながらも、空気は東京に比べて若干の冷たさを孕み、最寄りの白石駅から歩きながら心地良い陽気でした。
駅から歩いて数分、閑静な住宅街の道路沿いに澪工房さんの店舗があります。
その奥に広い工房を改装したショールームもあり、イストク展はその2階に特設コーナーを設置。
ガゼル、ブランチ、ハープ、ジャケット、プードルと全てのシリーズを見て、イストクの世界観を感じられるように家具を配置してくれました。
オータムフェアと銘打たれた前半2日は30~40代のご夫婦や、小さいお子様連れのご家族が一日15~20組ほどご来場くださいました。
一番人気はガゼル!
決して安くない良質な家具を揃える澪工房さんのお客様にはまったのでしょうか?
いずれもゆっくりお座り頂きました。
印象的だったのは家を新築され、家具の買い替えをご検討中のご夫妻。
建築家の方にご紹介いただき、突然いらっしゃったそうです。
澪工房さんの一枚板のテーブルが狙いだったようですが、ガゼルテーブルを見て、触って、即決。
200cmのウォールナットをご注文頂きました!
そう、北海道は東京と違い、大きいサイズが好まれる傾向があります。
その方も220cmをご検討されていたようで、他の方からも240cmがあるといいね、というご意見も頂きました。
イストクの鷺池社長も常駐し、ブランドの哲学やこだわり、そして技術力を熱心に説明。
徳島から持参した「すだち」をお渡しすると、皆さんとても喜んでくれました。
後半2日は澪工房さんとお取引がある建築家や工務店さんがお立ち寄りくださり、山田が対応。
皆さん、平均すると1時間もじっくりと椅子に座り、私の説明に熱心に耳を傾けてくれます。
あるハウスメーカーさんは、ガゼルを気に入ってくださり、古くなったモデルハウスの椅子の新調を考え始め、何度も座ったり、撫でたり。
イストクの家具は色々な角度から見て、座って、チェアのアームやテーブルの脚を撫で回して、そして裏返して見えないところまで美しく仕上がっていることを確認し、最後に価格を見て「う~ん、このこだわりでこの価格!」と言いながら納得頂きます。
イストクの展示をして頂いたのは澪工房さんが初めて。
スタッフの皆さんも温かく接してくださり、あっという間の2日間。
実際にお使い頂くお客様や設計者の方々とお話しできたのは貴重な経験でした。
いくつかの宿題も頂きましたので、これからの新作に活かしていきます。
どうぞお楽しみに!
*澪工房の代表・南さんのインタビューは2020年11月公開予定です。
取材・文 山田佳一朗