マルカ木工さんのブログの家族の椅子という記事に、ご高齢の方と子ども用のイスの選び方が掲載されています。
「少し筋力が落ちてこられた時にご家族が押して前に、引いて出入りさせて差し上げるのも安全。」
「（まだ成長途中というお子様には）座面の取り付け位置を調節できる椅子もオススメ。足が床につきやすく姿勢も崩れにくい。」
どちらも特定のイスをオススメするのではなく、年を重ねる家族への温かい眼差しが感じられ、親身に相談に乗ってくれる雰囲気が伝わってきます。

取材日に私たちイストクチームを迎えていただいたのは、代表の廣木文男さん、隆司さん。量販店や工場が多い地域の中、豊かな緑が溢れたお店が現れます。
木工所からスタートし、木工団地の倉庫だった場所を少しずつ増床して、現在は30坪4店分の広い面積で展開。自社家具の製作の傍ら、永く愛用したいお客様のための修理に対応もできるよう工場は隣町へ移設し稼働しているとのことです。

「特にテーブルの再塗装の件数は年々増加しています。メーカーだからこそできる対応ですが、そこまで対応できないと販売店としては信用していただけなくなってきているようにも思います。世界中で木が足りない上に、代替資源も長続きしない中、本来は長く使い続けられるのに使い捨てられてしまう状況をメーカとしても、販売店としても変えたいのです。」

「お客様もダイニングセットを一括購入ばかりでなく、イスを1脚ずつ買い足すような買い方も増えた分、それぞれに思い入れがありますから修理して長く使いたいという要望が強いです。」だからこそ「自分に合った椅子」を見つけることは、重要な課題。
そのお手伝いを家族目線でできたらと考えて接客を心掛けているとのこと。

長年店に立ち続けた文男さんは、ネットを駆使して豊富な知識とシビアな目を持って来店される方が増てきた今、多くの方が本物を求められるようになったということ、だからこそ本物を作る家具メーカー、本物を扱う販売店でないと残れないと分析しています。

こうして真摯に家具を考え続けるマルカ木工さんに「HARPチェアが当店の定番になりつつある」と嬉しいお言葉をいただきました。お客様が選びやすいように間隔を広めにディスプレイしているというだけある広大な店内でイストクの家具にぜひ触れていただきたいと思います。